かんたん!イラストで分かる簿記

長崎で簿記講師をしています。イラストで簿記を学んでみましょう!

簿記きほんのき30【仕訳】仕入れした時の送料(自分負担)

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簿記きほんのき30

ブログを見てくださり、ありがとうございます。

 

イラストの内容

学習が進んできた山田君。
仕入れした時に送料がかかったらどうするのか気になりました。

 今日は、仕入れをした時に送料を会社が負担した場合の仕訳です。

掛けで仕入れた時のおさらい

  1. 仕入れの費用が発生した。
    「仕入」は費用なので⇨費用(+)で
  2. 代金は掛けなので後で払う義務発生。
    「買掛金」は負債なので⇨負債(+)で

 

こういう仕訳をしていました。

   仕入 5,000/買掛金 5,000

 

商品を仕入れした時に必要な費用の処理

商品を仕入れる際に、送料などの支払いが必要になります。
仕入れをするためにかかったこの費用を仕入諸掛りと言います。

 

仕訳のパターンは、これも
送料を誰が負担するのかで変わってきます。
今日は、オレンジの部分の自分負担についての仕訳を考えていきます。

 

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今回の仕訳の視点

「商品5,000円を仕入れ、代金は掛けとした。
送料(自分負担)5,000円は現金で支払った。」

仕入れをするための諸掛は、仕入に含める仕訳になります。


 1、仕入れの費用が増えた。
   (この仕入に送料分をプラス)
 2、買掛金という負債が増えた。
 3、現金という資産が減った。
 

 

  1、仕入れの費用が増えた。
    (仕入れ5,000円+送料1,000円)
    ⇨仕入(+)なので借方の左

   (借)仕入 6,000 /(貸)

 

  2、買掛金という負債が増えた。 
              ※相手に払うべきお金は5,000円です。
      ⇨買掛金(+)なので貸方の右

           (借)仕入 6,000/(貸)買掛金 5,000
 

  3、現金という資産が1,000円減った。
      ⇨現金(ー)なので貸方の右

           (借)仕入 6,000/(貸)買掛金 5,000
                                         /           現金  1,000
      
 

これで仕訳完成です!

  

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